タイピングゲームでは入力が続くのに、メールやメモを書こうとすると手が止まる。練習の成果が出ていないように感じるかもしれません。

でも、ゲームで表示された文字を打つことと、自分で文章を入力することでは、確かめることが少し違います。練習量を増やす前に、普段の入力のどこで止まるのかを見てみましょう。

この記事では、ローマ字入力で日本語を打つ方に向けて、メモ欄で試せる短い練習を紹介します。速さを測る必要はありません。

ゲームと文章入力では何が違うのか

ローマ字のお手本が出るゲームなら、次に押すキーを画面で確かめられます。一方、メールを書くときには、伝えたい内容を決め、日本語の読みを入力し、漢字に変換して、間違いがないか見直します。

ゲームによって練習できる内容は異なります。漢字変換や文章の修正を含まない練習をしているなら、その操作は普段の入力欄でも確かめておくとよいでしょう。

ゲームの点数だけでは分からない部分がある、ということです。今までの練習を否定したり、慣れた打ち方をすべて変えたりする必要はありません。

まず短い一文をメモに入力してみる

送信しないメモ欄を開き、日本語を入力できる状態で、次の一文を打ってみてください。

明日は休みです。

まず「明日は」の読みを入力し、変換して確定します。続いて「休みです。」を入力し、最後に文全体を読み返します。区切り方は練習の一例です。普段から一文をまとめて入力できているなら、その方法でも構いません。

打ち終わったら、「明日」を「今日」に置き換えて、次の文に直してみます。

今日は休みです。

見るのは、完成までにかかった秒数ではなく、どの場面で迷ったかです。

  • 読みをローマ字で打とうとしたとき
  • 押すキーや使う指を探したとき
  • 漢字の候補を選び、確定するとき
  • 一部分だけを消して、打ち直すとき

一度で全部を確かめなくても大丈夫です。一つ見つかれば、次に練習することを選べます。

ローマ字のお手本がないと止まるとき

「あした」を打とうとして、次のアルファベットが浮かばない。そんなときは、キーを押す速さより、読みとつづりの対応を確かめます。

たとえば「あした」なら、ashita や asita という入力があります。普段使う日本語入力で受け付けられるつづりを一つ選び、最初は見ながら入力してください。次は、日本語の「あした」だけを見て試します。迷ったら、お手本に戻って構いません。

長い文章を繰り返す前に、止まった言葉だけを短く練習します。つづりは分かるのに一文字ずつ止まる場合は、ローマ字を日本語の言葉の中で練習する方法も参考にしてください。

つづりは分かるのに指が止まるとき

次に押すキーは分かるのに、場所や担当する指を探してしまう。この場合は、文全体を速く打つより、迷ったキーの動きを確かめます。

短い言葉に戻し、手元を見ながらでも、押す指と打ったあとの位置を確認してみてください。タッチタイピングを目指していても、確かめる段階から手元を見ないことにこだわる必要はありません。

指の置き方から迷う場合は、標準運指とホームポジションの考え方で基本を確認できます。

漢字変換や修正で止まるとき

読みは続けて打てるのに、変換候補を選ぶところで止まるなら、その操作を分けて練習します。

まず短い言葉を入力し、候補を確かめて確定する。次に、確定した言葉の一部分を直す。この二つを、普段使うメモ欄で試してみてください。

例えばWindowsのMicrosoft IMEでは、変換前の入力にSpaceキーを押すと変換し、もう一度押すと候補が開きます。操作は使用する日本語入力や設定によって異なるため、うまくいかないときは使っている環境の案内を確認してください。Microsoft 日本語 IMEの操作案内

漢字の候補選びで迷っているなら、アルファベットの入力練習を増やすだけで解決しようとしなくて大丈夫です。

次は自分で決めた一文を入力する

お手本の一文を入力できたら、「今日は何をしたか」を短く一文にしてみます。

書く内容を考えるところで止まったなら、先に言葉を決めてから打っても構いません。文章を考える時間まで、指が遅いせいにしないでください。

練習の区切りは、一文を入力し、読み返し、必要なところを直すまで。別の日に試すときも、速さだけでなく「前に迷った操作を、今回は確かめながらできたか」を見てみましょう。

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